(今日のコトバ)
人は言葉から壊れていく。
そして、人は言葉から整っていく。
怒り出すと、言葉から荒れる。
悲しみ出すと、言葉から崩れる。
人は、感情の信号を言葉であらわす生き物だ。
一番わかりやすいのは、怒り出すと、
その人の言葉遣いは別人のようになる。
汚くなくて、まともではないことが良くわかる。
絶対に平常心の時は遣わない言葉を、
感情と共に吐き出してしまう。
そこをコントロールできる人を、
理性のある人というのかもしれないが、
怒ると基本的に言葉は荒れる人が多い。
反対に、怒りがおさまると言葉は整い出す。
人は感情の生き物だから、
感情と共に言葉が変わっても仕方ないのかもしれない。
だが、言葉が感情と共にわかりやすく変わってしまうと、
まわりにいる相手に自分状況を簡単に把握されてしまう。
もちろん、自分の状況を把握してもらいたい時もある。
ただ、戦い場面で、簡単に感情を、
気持ちを、さとられしまっては、
勝負にならない時もある。
自分の感情を知るために、
感情を自分でコントロールできる時は、
その状況を意識して維持すればいい。
自分で感情の状況がわからなくなった時は、
発する言葉で感情の状況を知ればいいのだ。
荒れ始めたら、怒っている。
そこを意識するだけでも、
怒りをコントロールできる。
まずは言葉の乱れに気づくようにしよう。