(今日のコトバ)
人間は、人生という名の興行を打つ。
人生は、舞台だと思う。
一歩外へ出れば、本能のままで生きることは難しく、
大なり小なり、芝居をして生きなければならない。
外だけでなく、内なる家族とも、
芝居が必要になることもある。
それも、脚本通りの芝居というよりは、
即興芝居ばかりを要求される。
社会とは、そういうものかもしれない。
だが、この芝居が想定通り、予定通り終わる場合と、
想定外、予定外に終わる場合がある。
細かいことで、想定外、予定外はいいが、
大事なことで、予定外、想定外だと、
人生にかかわる一大事になることもある。
一つの言葉、一つの行動、一つの選択、、、、。
一日という日の中で、
人生を左右することもある。
そう考えると、人生は興行のようでもある。
一日という単発の芝居の連続が、
人生というロングランの興行になる。
いま、人生のメリハリがなく、
なんとなく生きている人も、
日々、何か大切なもののために行動している。
生きるために、気づかぬ間に芝居をしている。
大河ドラマのワンシーンを演じている。
そう思うと、一日は貴重な時間になる。
もちろん、毎日が刺激に満ちていて、
イキイキしている人もいるだろう。
その両者とも、人生という大きな興行を打っている。
そのことを忘れずに生きれば、
この一日が愛しくなる。
もっと、前向きに生きていけるはずだ。