(今日のコトバ)
世論に負けない自論を持て。
とかく流行りに流される。
体制の意見に歩調合せ、
波風立てることを極力嫌う。
ネットの世界以外では、
争い事が少なくなった世の中だ。
マニュアル通りに生き、
コンプライアンスに縛られ、
自分の生き方も、
他の誰かと似ていく。
それでいいと思っている人もいる。
何も罪をおかしているわけではないので、
悪い事と決めつける必要もない。
だが、ちょっとだけ立ち止まって考えてみると、
少々、つまらない世の中になってはいないかと思う。
もっと、主義、主張を強く押し出して、
波紋が起こして争う。
戦争を起こそうというのではない。
ものづくりや仕事の現場で、
自分の思いを込めて行動する。
「憎まれっ子、世にはばかる」でもいい。
何か自分というものを、
どこかに刻む生き方をする。
空気を読みすぎる。
顔色を見すぎる。
結果、自分の色を消してしまう。
そんな人生の時間を過ごしていては、
疲れるし、つまらないと思うのだ。
時代は変わっている。
昔がいい事ばかりではないのはわかっている。
ただ、昔は、もう少し人生を熱くする
争い事があった、また、人も熱かった。
その情熱、その熱量が、
人生そのものを熱くし、おもしろくしたと思う。
だから、もし、
自分のない、無記名な生き方をしているなら、
自分から仕掛けて、
人生の熱量を上げてみる。
それには、まず、自論を懐にいれて、
生きる場所へ参じる。
そこがスタートになるはずだ。