実態を知れ

(今日のコトバ)

 

わからないと見失う。

わかってしまうと見損なう。

 

 

 

人は、わかろうとする生き物だ。

自分のまわりでわからないものが

うごめいていると、気になってしかたがない。

様々な方法で、その実態をわかろうとする。

それが、自分に近ければ近いほど、

より詳しく、より具体的に知りたくなる。

ただ、こうもいえる。

わかってしまうと、

途端につまらなくなる。

オモチャにあきた子供のように、

知らん顔する場合もある。

もちろん、自分の興味のあるものには、

深く、広く、知ろうとすることもある。

ただ、実態を知ってしまったら、

あたりまえかもしれないが、

もう関心事ではなくなる。

でも、ほんとうは、

ものごとの実態はわかってからが、

本質に近づいていける。

興味のあるものは、

楽しくて、自然にどこまでも探るだろう。

興味のないものも、実は、自分に近づいてきたものは、

何か意味のあるの。

何もなく、自分の人生のまわりを

ウロチョロしない。

だとしたら、

ある程度、知っておく。

軽く、浅くではなく、

実態がどうであるかを知っておく。

この実態を知ろうとしたものは、

人生の一部、人生の一瞬に交差するもの。

しっかりと自分が理解しておけば、

大きな武器になる可能性がある。

知りたいと欲求があった時、

少しだけ真剣に知りたいものと対峙することも、

人生にとって有益になる。

そのことを忘れてはいけない。

 

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