(今日のコトバ)
ぬるま湯は、戦意喪失に大きな効果を発揮する。
居心地がいい。
何もかも誰かがやってくれる。
怠けたまま生きていける。
それを、人は、ぬるま湯状態と呼ぶ。
その状態にいる時、人は、
一時的に気持ちいいかもしれない。
ずっと、そのまま続くのなら、
そのままの状態が
いいと思う人がいるかもしれない。
ただ、人生は、それほど甘くない。
必ず、再び、
立ち上がらなくてはならない時がくる。
その時、ぬるま湯状態から、
いきなり戦闘モードに切り替えるのは
至難の業だ。
ぬるま湯の時間が長ければ長いほど、
戦意は失われていく。
人生の困難に立ち向かう強さが
失われていく。
自分が想像するより、
もっと自分が弱くなっている。
だが、弱いだけでは人生、生き抜けない。
強くなければならない時がある。
その時のことを考えれば、
ぬるま湯に浸かってばかりはいられない。
意を決して、困難に立ち向かい
自分を強くする時も必要になる。
その強くなる意志がなくなった時、
人は危ない方向へ進んでいく。
ぬるま湯が立ち上がれない自分を
つくってしまっているかもしれない。
ぬるま湯は、そんな弱さをつくり出す。
ぬるま湯は、弱い人間をつくり出す。
そのことを忘れずに生きていきたいものだ。