傷があるから優しくなれる

(今日のコトバ)

 

傷は、痛みを憶えると同時に、優しさも憶える。

 

 

 

人は、傷つく。

何かに挑んで失敗した時、

誰かから不意のパンチを食らった時、

仲間外れにされた時、

夢破れた時等、、、、。

深い傷、浅い傷、あるだろう。

トラウマになるような傷もあるだろう。

ただ、傷は自分が痛みを生むだけでなく、

同時に、

心のどこかに優しさも生むものなのだ。

傷つくと、

同じような傷を負った人に、

以前よりあたたかい目を向けられる。

同じ痛みを持った人に優しくなれる。

それ以上に、

自分が傷を負ったから、

相手に傷を負わせないように

気を使えるようになる。

もちろん、傷つけてきた相手に、

傷つけ返してやれという人もいる。

ただ、傷というものは、

カラダの中に残っいるもの。

自分が痛みを感じるから、

相手の痛みもわかってしまう。

自分の都合だけで、

相手を傷つけることができなくなるのだ。

傷。

傷つかなければ、

それそはそれでいい。

ただ、傷ついても、

致命傷以外であれば、

プラスに働くこともある。

傷を負って生きることは、

人としての深みが違う。

他人の気持ちが、

もっとわかるようになる。

わるいことばかりではなく、

人としての成長へつながる。

傷つくことは、

大きく進化する源になるのだ。