(今日のコトバ)
攻めながら負けることもある。
守りながら勝つこともある。
人生は、勝敗だけでは
描ききれない記録がある。
「勝ちに等しい負けだった」とか、
「負けに等しい勝ちだった」とか。
試合の中で時々使われる言葉だ。
確かに、試合で勝敗の軍配だけでは
決められない心の記録がある。
同じように人生にも、
勝ちのような負け、
負けのような勝ちがある。
ほとんどの人生は、
勝ち負けの軍配だけで語れない
ドラマをかかえている。
「どれほど努力したか。
みんな知っている。負けたけれど、
誰も咎められない。
もしかすると、この負けをバネに
次は勝つかもしれない。
その勝つまでのドラマが見たい」
というストーリーが周りの人に芽生える。
勝ち負けではない価値が生まれるのだ。
記録の裏にあるドラマが
記憶の大きな比重を占めていく。
そして、人生は、勝敗では語れない
ドラマをつくり上げ前進していく。
だからこそ、人生は素晴らしいのだ。