人間には、言葉という能力と知恵がある

 

(今日のコトバ)

 

政治家が戦争を起こして、

国民が戦う。

政治家が儲けて、

国民が支払う。

政治家が嘘をついて、

国民が信じる。

政治家が笑って、

国民が泣く。

映画なら、

とっくに国民の復讐が始まっている。

 

 

ロシアの侵攻でウクライナが窮地に立っている。

テレビでは毎日、悲惨な場面が流れている。

SNSの時代になって、

リアルな戦況を国民も撮影できて、

世界中に配信されている。

その数々のシーンを見て

思うことがある。

攻め込んだロシア軍も、

ウクライナの国民も、

政治の意図に関係なく、

攻めて、攻められている。

ウクライナに攻め込んで捕まった

ロシア兵が、ウクライナの国民に

パンとスープをもらって泣いている。

ロシア兵、ウクライナの国民も

戦争なんてしたくない。

そう思っているはずだ。

政治家が国のリーダーというなら、

リーダーが舵取りを間違えると、

国家が怒涛に巻き込まれていく。

そして、怒涛から生まれるものは、

悲劇ばかりだ。

戦争を止めて、

まず話し合いを。

人間は、言葉を持っている。

その言葉を重ねて、

お互いの着地点を見つけていく。

全世界も力をあわせていく。

どんな時代の、

どんな状況になっても、

人間の持つ能力と知恵で、

危機を乗り越えなくてはいけない。