努力家は、天才を凌駕する

 

(今日のコトバ)

 

天才が圧倒するのは、最初だけだ。

後は、無数の努力家に

追いつき追い越される運命にある。

まわりを見てごらん。

生き残っているのは努力家ばかりだ。

 

 

 

天才。

若き日には憧れ、

自分もどこか天才ではないかと、

才能を見つめたこともある。

ただ、天才というには程遠い能力ばかりが

現実を突きつける。

「普通の人間なんだ、否、

普通にも満たない人間かもしれない」

そう思いながら、年齢を重ねていく。

だが、ふと思うことがある。

まわり見渡して、

有名人を見て、

天才が生き残っているだろうか、と。

もちろん、才能という意味で、

人より秀でている人はいるが、

長く結果を出している人を見ると、

不断の努力を怠らなかった人ばかりが、

トップランナーを続けている。

若い頃、才能だけで飛び出してきた人は、

人生の中盤になると、

ほとんどが失速している。

消えた天才という人もたくさんいる。

天才の勢いだけで進めるのは、

人生の序盤だけ。

結局、天才は努力する者に抜かれていく。

だからこそ、人生は面白い。

才能あるなしにかかわらず、

努力することで、

実現できる夢もある。

そして、努力は年齢を重ねても

結果を出してくれる。

努力をする人を、努力家という。

〇〇家とつく称号は、

どの分野でも卓越した才能のある人。

柔道家、写真家、落語家、、、、。

そういう意味で、

努力家は天才より

優れた才能のある人といえるかもしれない。