(今日のコトバ)
悪戦苦闘を体で知れば、
安全地帯に行く道も足が勝手に動き出す。
何事も経験すれば、どのように対処すればいいか理解できる。
マニュアルを読むだけで、自分の体では覚えられない。
体で理解していないと、とっさの時に反応できない。
となると、実はその知識は無駄であることに等しい。
何もかも経験すればいいというものではないが、
経験すればピンチになった時に対処法だけは身につく。
さらにいえば、途轍もなく大変なこと、困難を極める事業に立ち向かう時、
その困難と同様の困難を乗り切っているか、いないかが自信の根源となる。
もし、乗れ切っていれば、落石があったり、障害物があったり、
猛獣が飛び出す人生の困難でも、時に戦い、時に逃げ、時に対話して、
切り抜ける策を講じることができる。経験をしている人間は強いのだ。
もし、これから間違いなく困難を経験することがわかっているなら、
いまから部分部分でいいから困難を対処できるよう経験しておこう。
何も知らずに出たとこ勝負をすると痛い目にあうのがおちだ。
「わかっているものを少しづつ」
ある日来る困難に立ち向かうためのひとつの方法だ。
ソフトバンク・ホークスが西武ライオンズに勝った。
プレイオフ制度がはじまってまさに苦闘の連続であったソフトバンクが、
いい勝ち方をした。主砲の松中もホームラン、5打点と大活躍。
昨年までの経験を活かして、この勢いを味方につけて、
札幌まで勝ち抜けてほしいものだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/ヘ。