(今日のコトバ)
言葉は、もっとも身近ないやし系アイドルです。
ほめられると照れながら嬉しくなる。
恋心を告白されるといい気持ちになる。
声援をおくられるとやる気が起きる。
たった一言をもらっただけで、
人の心はいい方向へ動いていく。
言葉は、カンタンで、身近にいて僕らを楽しませてくれる。
その人の言葉を、机の上に貼っておく。
その人の言葉を、手帳にメモして肌身離さず持ち歩く。
その人の言葉を、思い出すだび熱くなる。
まさに、自分のアイドルのような役割も果たしてくれる。
人は、言葉によって生きるエネルギーをえているのだ。
だから、言葉を大切にしよう。
上手に使えば、これほど素晴らしいものはない。
人生を豊かに、そしていやしてくれるツールなのだから。
(kotobaza感動本店)
日本最高の社会派コメディ映画監督「伊丹十三」
最近になってDVD発売になったのだろうか。レンタル店にラインナッブ
される伊丹十三監督作品。デビュー作となったお葬式を初め、タンポポ、
マルサの女、ミンボーの女、スーパーの女、マルタイの女等、1980年代後半から
1990年代に公開された作品が置かれている。
公開当時観たものもあったが、久々に何本かを観て驚いた。
オープニングから無駄のないストーリー。社会の、人間の恥部を描きながら、
コメディとして笑わせて、あきさせない。日本になかなか登場しない
コメディ映画としての完成度は素晴らしい。すべての作品がその時代を反映していた
ので社会的に話題になったが、今日観たスーパーの女は、
いままさに社会問題にもなっている、偽肉づくりや日付偽造などの
流通業の裏側が描かれている。10年以上前からあたりまえだったのか。
否、もっともっと昔は、もっとひどい状況だったのかを考えさせられる。
しかし、そんな社会の問題よりもストーリーがおもしろい。
夏休みにぜひ、伊丹作品を。全作品はずれなしである。
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