ふりだしに戻っても平気な力

 

(今日のコトバ)

 

人生はふりだしに戻れといわれて、

いかに平気な顔して一からやり直せるかの戦いだ。

 

 

 

やり直し。

何度、この面倒くさい作業をしてきただろう。

つくりあげたものを、

また、つくり直す。

これほどバカらしくて、やる気の出ないものも

ないだろう。

しかも、一からのやり直し、0からのやり直し

となると、モチベーションをどこに置けばいいか

わからなくなる。

ただ、ここが人間力の真価が

問われるところでもある。

時に面倒くさい、時に辛い、

ふりだしに戻る作業を

平気で愚直にできる人は、

それだけで只者ではないと思ってしまう。

ほとんどの人が、文句の一つもいって、

いやいやながらやることが多い。

特に、仕事になれば、

やりたくないがビジネスとしてガマンする。

それこそ仕事だからやるということもある。

そうではなく、

あたかも、ふりだしに戻ることも

想定済みのように作業をこなす人が、

ほんの一部ではあるがいる。

その人に出会うと、

その人を尊敬するし、

その人の人間力を感じるし、

その人に勝てないと思う。

人間は、同じことの繰り返しをしながら、

進化する生き物。

ふりだしに戻って、一からスタートすることが

平気でいられる心をつくれることは、

進化しつづけながら生きるということ。

本当に強い人間ということなのだ。

できることなら、

このふりだしに戻っても平気でいる力を

持ちたいものだ。