(今日のコトバ)
弱味をみせることも、
人間味のおいしいところです。
いつも強がっている人がいる。
いつも頑張っている人がいる。
いつも前向きに生きている人がいる。
そんな人が、時々、弱味をみせる。
何かとてもつらいのだろうと思うと同時に、
人間性を感じる時がある。
ただただ強いだけではないんだ。
ただただ頑張るだけではないんだ。
ただただ前向きなだけではないんだ。
弱い部分があって、
そこをカバーして、そこを超えて、
世の中に立ち向かっている。
人間らしいと思う。
愛しいと思う。かわいいと思う。
強味だけではない弱味を含めて、
その人間性が素敵だと思う。
人間関係を続けている時に、
より深く人間同士を結びつけるきっかけが、
弱味をみせる時だったりする。
わるいことではない。
だが、いつも弱味ばかりをみせられると、
そうはいかない。
いい加減にしろよ、とサジを投げたくなる。
弱味をみせることは、
どこかで甘えに通じることもある。
つねに甘えているように感じることになる。
人間の弱味。
いつもみせるものではない。
ただ、いつも頑張っているなら、
人生の休憩という意味でも大切なものになる。
そして、その弱味に人間味が宿る。
そこがまた、たまらなく愛しくなる。
それが人間というものだ。