優しさには余裕が必要

 

(今日のコトバ)

 

優しさは持っているうちに、

困っている人に届けよう。

無くなってしまってからでは、

困っている人に届けられない。

 

 

 

優しいといわれる人がいる。

割と、分けへだてなく

優しさで包んでくれる。

まわりにいる人も、

ついついその人の優しさに甘えてしまう。

だが、その優しい人も、

自分の身が厳しい状況に置かれると、

優しさをいつも通り届けられなくなる。

あたりまえのことだが、

意外とその人の優しさに甘えている人は、

冷たくなったとか、人が変わったとか、

コソコソ陰口をたたく。

ただ、冷静に考えてみると、

なぜ、優しいかというと、

自分に優しさを分け与える余裕があるから

優しいのだ。

自分がいっぱいいっぱいでは、

人への優しさなど考えられるはずもない。

人によっては、

どんな時も優しい人がいるかもしれない。

だが、そんな人は稀だ。

少なくとも、まわりでは見たことはない。

だからこそ、優しさは自分に余裕があって、

人に届けられる時に、しっかり届ける。

自分が厳しい状況になって、

優しさは与えられないと思っていい。

人生とは、厳しいことと、

優しいことが何度も交錯する時間。

自分が優しさが欲しいと思った時、

優しさが届くように生きるために、

自分が優しくできる余裕がある時、

優しさを届ける。

そんなことを意識して生きても

いいと思う。