ライバルがペースメーカー

(今日のコトバ)

 

 

自分を極めるために、あの人という目標がある。

 

 

自分の選んだ能力を極めて、その道で仕事をする。

仕事にしないまでも、自分が生きるための指針していく。

そのためには、ペースメーカーだったり、ベンチマークするものが必要だ。

分野が多岐にわたるので一概にはいえないが、

決めた道を走るペースメーカーは、ライバルに限る。

反対にいえば、ライバルさえ見つかれば走り続ける目標が常にあり、

未開のレベルまでお互いを意識することで到達できる。

古くは、王貞治と長嶋茂雄。年上の長嶋に追いつくために、

王独自の売り物は何かと考えた時、ホームランの世界記録があった。

アントニオ猪木とジャイアント馬場。プロ野球選手の看板があって、

エリート街道を驀進する馬場に、とてつもなくジェラシーを感じた猪木は、

異種格闘技戦という新機軸を打ち出し自分のステージをあげようとした。

三浦知良とゴン中山。イタリア、ブラジル、クロアチアと海外で活躍する

三浦に対し、ハットトリック連続試合の世界記録で対抗した。

斎藤祐樹と田中将大。高校2年からスターの田中に対し、ハンカチ王子として

一躍、脚光を浴びた斎藤。大学とプロに進路は分かれるが、

彼ら同士が意識しないはずがない。

そして、安藤美姫と浅田真央もお互い大きな存在として意識していくだろう。

著名なアスリートばかりで例をとったが、

あなたのまわりにも必ずライバルとよばれる人がいる。

レベルが近いところにいる。いないと思ったら、すぐに探そう。

ちょっと自分より先攻している人を見つけるのだ。

その人がいるだけで自分のポジションが確認できる。

その人がいるだけでどれだけ頑張ればいいかわかる。

そして、その人から離れずにいることで、

人生は急速に上昇していくのだ。

 

 

(今日のトピックス)

フィギュアスケートGPシリーズ第一戦で安藤美姫が優勝した。

第三位が浅田真央。彼女たちは大会ごとに勝ったり負けたり

デッドヒートを繰り返している。日本の選手同士だが、

あの人に勝つという目標がふたりに

切磋琢磨を繰り返させているのではないだろうか。

 

 

AFCアジアユース選手権で、日本は北朝鮮に2ー0で勝利した。

ベスト4に入るとワールドユースの世界大会に出場できる。

そして、U19世代でライバルになった仲間たちが一生を左右する

ライバルになる可能性がある。この若き日々である黄金の日々を

忘れるなかれ。

 

スコットランドリーグのセルティック・中村俊輔が同点弾となる

フリーキックを決めた。もはやワールドクラスのフリーキックは

揺るぎないものになっている。早く日本代表によんでほしい。

今年の俊輔は凄すぎる。

 

 

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